[EVENT REPORT] 9/1 #おたがいハマトーク vol.84 太陽住建 + こまちぷらす

#おたがいハマ トーク vol.84は、株式会社太陽住建の中村宣明さん・原英明さんと、認定特定非営利活動法人こまちぷらすの大塚朋子さんをゲストに迎えます。

9月1日は防災の日。地元企業とNPOの連携による、防災をテーマにした「持続可能なまちづくり」の取り組みについてお話を伺います。

太陽住建は、磯子区役所や区社協、ケアプラザなどとの連携により、空き家だった一軒家を改築して地域のコミュニティスペース「Yワイひろば」を設置し、磯子杉田リビングラボの拠点としています。施設は2018年9月1日にオープンしました。

こまちぷらすは、子育て支援を軸に、まちの将来を一緒に考えるパートナーとしての「地元企業」と「市民活動」をつなぐ取り組みをしています。

「Yワイひろば」では、新電力会社による「0円ソーラー」を活用して建物の屋根に太陽光発電設備を設置。プロジェクトを通じて、障がい者就労支援にも取り組んでいます。

1階には新たに耐震シェルターを設置。市内太陽光発電事業会社4社が資源を出し合って完成させた非常用電源を備えています。

太陽光でつくられた電力の”おすそ分け”をする電力充電スポット「おひさまおすそ分けスポット」も設置し、災害時の電力源として役立てていきます。

この再エネと耐震シェルターを兼ね備えた仕組みを広く知ってもらうため、複数の企業とNPOとの連携で、プロモーションを行っていくとのことです。

今回は、空き家活用、再エネ促進、地域防災の事例を元に、企業とNPOの連携のあり方についてお話を伺います。

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イベントレポート

<トーク前半>

9月1日は関東大震災が起こった日。これまで様々な震災や戦災に見舞われてきた都市横浜が、コロナという災害に直面したいまどう復興させていくことができるのでしょうか。まずは、「防災」をテーマに活動されている、太陽住建とこまちぷらすの取り組みについてお話を伺いました。

太陽住建では、空き家のリノベーションや太陽光を利用したエネルギー事業などを行っています。過去に自転車で日本を一周したという貴重な経験をお持ちの中村さんは「いままで出会ってきた方々が被災したことに胸を痛めることもあり、太陽住建が行う防災や災害対策について個人的にも応援していきたい気持ちがある」と話します。

こまちぷらすは、「comachi cafe」を起点に、子育てがまちの力で豊かになる社会を目指す団体です。お母さんたちの居場所や、思いを共有できる場をつくっています。母と子に限らず、ご高齢の方や地域の子ども達にも目を向けて活動している大塚さんは、「地域の方々とコミュニケーションをする機会をつくりたい」と考えているそうです。

<トーク後半>

地域単位でのつながりをキーワードに災害に立ち向かうための具体的な考えについて伺いました。地域の方々と生業企業の方々の交流拠点となっている太陽住建の「Yワイ広場」は、電気を供給できる場所という身近な防災拠点としての役割も担います。こまちぷらすと協力して取り組んでいる「おひさまおすそ分けプロジェクト」では、電気のおすそ分け文化を通じ、地域内での災害に強いつながりづくりを行っています。

次に、こまちぷらすの大塚さんに「おすそ分け」に取り組んだ動機について伺いました。これまで子育てで孤立しないまちづくりとしてやってきたなかで、「近所に頼れる人がいるかどうか」に重要性を感じてきたといいます。関係性を築きにくいという声が挙がる中、子育て世代が「おすそ分けスポット」となることをきっかけに地域の人とつながりをつくれることを目指しています。

最後にこれからの抱負について伺いました。太陽住建のお二人は「ネットワーク構築」「子ども達が安心して育っていける地域づくり」「ひとつでも多く非常用電源がとれる太陽光発電システムの復旧」を、こまちぷらすの大塚さんは「生活下でできる小さなこと」を大事に活動していきたいと話します。

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<実施概要>
日時:9月1日(火) 12:15〜12:45
場所:YouTube LIVE + Facebook LIVE
参加方法:ライブ映像はこちらのページから視聴できます。
〇YouTubeライブ

〇Facebookライブ

〇#おたがいハマ トーク(LOCAL GOOD YOKOHAMA特設サイト)

トーク&セミナー|番組

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<参考>
▽株式会社太陽住建
住宅用・産業用太陽光発電、リフォームの施工会社。代表の河原勇輝さんは、一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィスの代表も務め、市内各地のリビングラボの支援にも取り組んでいます。

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▽認定特定非営利活動法人こまちぷらす
孤立した子育てをなくし、それぞれの人の力が活きる機会をつくるため横浜市戸塚区のこまちカフェを拠点に居場所を通した「対話の場」「出番」づくりや「まちの担い手」を育む場の創造に挑戦しています。
https://comachiplus.org/

▽磯子杉田リビングラボ
磯子区中原にある空き家となっていた二階建ての一戸建てをリノベーションしてできた「Yワイひろば」が拠点。1Fが地域のためのコミュニティスペースで、リビングラボや、地元の人や区・社協・ケアプラザの職員などが集まる地域会議などが開催されています。2Fはリビングラボの手法でサービスの実証実験をしたい企業や団体のためのシェアオフィスとして貸し出されています。

磯子杉田リビングラボ


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