#おたがいハマ トーク vol.54は、穂坂光紀さんと秋庭僚太さんをお招きして「介護デジタルハッカソンin横浜」についてお話を伺います。
7月13日(月)12時15分から30分間、YouTubeライブ、Facebookライブで生配信します。#おたがいハマ のWEBサイトでも見ることができます。
昨年度の「介護デジタルハッカソンin横浜」は、介護という日本が抱える深刻な社会問題にフォーカスし、チーム毎に課題を設定し、ソリューションのアイデア出しからプロトタイプづくりまでを行いました。11月に中区寿町の「ことぶき協働スペース」で説明会を開催。12月15日の応募締切の後、提案グループへの個別アドバイスや提案をブラッシュアップするためのフィールドワークなどを行ってきました。
新型コロナウイルスの影響で、3月に開催を予定していた成果報告は延期となり、7月12日(日)に横浜市新市庁舎で、7グループの提案の審査結果発表会と表彰が行われました。
横浜薬科大学薬学部6年生の秋庭さんが参加したグループのチーム名は「FARFALLA」。提案名は「ペットコミュニケーションアプリがスケジュール管理等を行い、高齢単身世代に向けたQOLの向上につなげる」で、提案は最優秀賞を獲得しました。
今回は、介護デジタルハッカソンin横浜の事務局を担当した穂坂光紀さんと、秋庭僚太さんに、日本の将来を担う若者の発想力・実行力を活かす「イノベーション創出型ハッカソン」の取り組みなどについて、話を伺います。
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トークレポート
<トーク前半>
はじめに、穂坂さんに介護デジタルハッカソンについてお話ししていただきました。今回は7チームが参加。ハッカソンでは、複数の学校の学生たちが横断的にチームを組み、課題解決に取り組みました。学生たちが出すアイディアを企業や行政がバックアップし、アイディアを世の中に実装させていきます。
最優秀賞を受賞した学生の皆さんに製品や活動についてお話ししていただきました。熊谷さんは「初めは服薬のみの予定だった。先生や企業の方と話しているうちに、コミュニケーション型のロボットになっていった。」と話します。また、秋葉さんは「高齢や単身世帯の問題に取り組めたのではないか。また、高齢者の目線で、課題解決に向き合うことができた。」と話します。
<トーク後半>
後半も引き続き、学生らにお話を伺いました。まずは、自分にとって学びと課題だったとも思う点を伺いました。コロナウイルスの影響は活動にも影響があったようでした。君島さんによると、「チームで作品を作成していく中で、コロナで直接会えず、コミュニケーションが難しかった。」と話します。
ハッカソンの運営の課題として、穂坂さんは、「今回、トライアンドエラーを繰り返していく実装部分が今回できなかった。ただ、ここまで、様々なツールや技術を駆使して、ある程度の形まで持って行ったのは成果となった。」と話します。
最後に、今後の展望や実装について伺いました。穂坂さんは「産学連携になると、企業主導型になりやすい。しかし、学生の地域の人たちにために何ができるのかという純粋な思いに企業が乗っかっていけば、より現場に近いものが作っていけるのでは。」と期待を込めます。君島さんは、「今後、さらにワンランク上の製品を作っていきたい。」と話し、学生たちの今後の活動にも期待がかかります。
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<実施概要>
#おたがいハマ トーク vol.55 穂坂光紀さん(YLS理事)
秋庭僚太さん(横浜薬科大学)
日時:7月13日(月) 12:15〜12:45
場所:YouTube LIVE + Facebook LIVE +おたがいハマ公式サイト
参加方法:ライブ映像はこちらのページから視聴できます。
◆YouTubeライブ
◆Facebookライブ
◆#おたがいハマ トーク(LOCAL GOOD YOKOHAMA特設サイト)
<プロフィール>
穂坂光紀さん
一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス 理事、税理士法人エンパワージャパン代表税理士、Wakamono Innovation Network 2019 実行委員会
中小企業の財務支援に専門特化した税理士事務所を運営するとともに、児童養護施設の児童を税理士に導くための支援活動も行っている。横浜在住2児のパパ。
秋庭僚太さん
横浜薬科大学薬学部健康薬学科6年 レギュラトリーサイエンス研究室所属
今回、岩崎学園情報専門学校、横浜リハビリテーション専門学校と横浜薬科大学の学生を中心に、介護の課題に取り組みました。その中でも私たちは、高齢単身世代のQOLの向上を目的とし、日常の会話から、スケジュール管理まで行うペットのようなぬいぐるみを考えました。
https://www.hamayaku.ac.jp/
【参考サイト】
「Wakamono Innovation
Network 2019 ~第2回 介護デジタルハッカソン in 横浜~」
急速に高齢化が進む日本において、介護領域でのデジタル技術の活用は今後必須となると言われています。 しかし現状は、既に先進的な取り組みを始めている企業・団体はいるものの、普及・深化に向けた取組みはまだ始まったばかりです。 そこで、そのような介護領域に、日本の将来を担う若者の発想力・実行力を活かすべく、イノベーション創出型ハッカソンを開催します。 主に介護領域・STEM領域、デザイン領域に興味・関心のある高校生・専門学校生・大学生までを対象としたチームで実施し、他分野のチームメイトとも協働しながら課題解決を目指すものです。
▽7/12 介護ハッカソン審査結果発表会 ~多分野の若者の共創力で、介護分野にイノベーションを興す~:#おたがいハマ セミナー vol.6
[EVENT] 7/12 介護ハッカソン審査結果発表会 ~多分野の若者の共創力で、介護分野にイノベーションを興す~:#おたがいハマ セミナー vol.6
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▽お願い
Facebookに設置した「【横浜市】#おたがいハマ:新型コロナ感染症対策をテーマにした公民連携プラットホームのオープングループ」にご参加ください。新型コロナウイルスに関する情報を共有していきましょう。どなたでも参加できます。
https://www.facebook.com/groups/829823894180583/
▽【ご協力をお願いいたします!】DONATION/物資の寄付・寄贈のお願い
新型コロナ対策ドネーション「物資の寄付・寄贈」をよろしくお願いします!
既にご存じのこととは思いますが、介護・福祉・医療の分野でもマスクや、防護服、消毒薬などが不足しており、現実的に難しい状況になっています。
少しでも改善していくために皆様にお願いがあります。
未使用のマスク、防護服(ビニール製レインコート等でも可)、消毒薬、プラスチックグローブ(手袋)などがありましたら、寄付をお願いいたします。
▽新型コロナウイルスに向き合う産官学⺠の共創プラットフォーム#おたがいハマ
主催:横浜コミュニティデザイン・ラボ、YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス
協力・支援:横浜市
メディアパートナー:ヨコハマ経済新聞、港北経済新聞、タウンニュース、横浜STORY