【イベント】12/26 出版記念トーク『WOMAD横浜 歴史に消えたビッグ・フェスティバル』著者の指田文夫さんに聞く〜ゲスト:音楽評論家・高橋健太郎さん〜(ラボ図書環オーサートークvol.53・LOCAL GOODスクール)

12/26 出版記念トーク『WOMAD横浜 歴史に消えたビッグ・フェスティバル』著者の指田文夫さんに聞く〜ゲスト:音楽評論家・高橋健太郎さん〜(ラボ図書環オーサートークvol.53・LOCAL GOODスクール)


1991年から5年間、みなとみらい地区・パシフィコ横浜で開催された「日本の音楽フェスの原型」となった伝説のフェスティバル「WOMAD 横浜」を貴重なフェス映像も見ながら企画立案者がその内実を紐解くトークイベントを12月26日に開催します。

世界最大の国際音楽フェスティバル「WOMAD」のアジア初の開催は、横浜みなとみらい地区の「パシフィコ横浜」開館事業でした。その企画立案者は、当時横浜市職員だった大衆文化評論家の指田文夫さん。
指田さんが、31年の時を経て、1950年代以降の世界的なサブ・カルチャーの興隆から描いた画期的な本「WOMAD(ウォーマッド)横浜 歴史に消えたビッグ・フェスティバル」を12月21日に出版しました。

同書では、なぜ、横浜みなとみらい地区で「WOMAD ウォーマッド」を始めようと思ったのか? なぜ5年で終わってしまったのか? その経緯を当事者ならではの体験から生々しく語られています。

当日は、tvk(テレビ神奈川)の協力を得て、1992年にテレビで放映されたライブ映像の一部を特別に上映するほか、代表的な出演者の音源も紹介。一大ブーム、ムーブメントとなった「ワールドミュージック」の魅力とその可能性についても言及します。

ゲストに音楽評論家の高橋健太郎さんを迎えます。

<開催概要>
出版記念トーク『WOMAD横浜 歴史に消えたビッグ・フェスティバル』著者の指田文夫さんに聞く〜ゲスト:音楽評論家・高橋健太郎さん〜(ラボ図書環オーサートーク vol.53)
日時:2022年12月26日(月)18:00〜20:00(開場 17:30)
会場:泰生ポーチフロント
(横浜市中区相生町2-52、TEL 090-3497-1468)
http://www.taisei-po-chi.yokohama/
主催:指田 文夫・(株)マルメロ
共催:LOCAL GOOD YOKOHAMA(横浜コミュニティデザイン・ラボ)
登壇者:指田 文夫(大衆文化評論家)、高橋健太郎(音楽評論家)
料金:3000円(1drink&書籍付き、本代2200円を含む)
定員:限定30人 ※事前予約制
※オンライン配信も実施。視聴ご希望の方はマルメロまでメールを。

【お問い合わせ/予約:マルメロ】
TEL:03-5627-7583 FAX:03-5627-7584
e-mail: marmeloyama@gmail.com

■WOMAD ウォーマッド とは
「WOMAD」は「World of Music, Arts and Dance」の略。イギリスの音楽ジャーナリストのトーマス・ブルーマンとミュージシャンのピーター・ゲイブリエルが中心となって企画。第1回はイギリスサマセット州シェプトン・マレットで1982年7月に開催された。その根幹には、非西欧音楽を等価にとらえ、楽しもうとの思想がある。
1988年以降は、英国以外の国々でも開かれているワールドミュージックのフェスティバルであり、世界各地の音楽家によるライブ演奏、ワークショップ、物品販売などが行われている。ユッスー・ンドールやヌスラット・ファテ・アリ・ハーンはじめ、多くの音楽家を世界的スターとして輩出し、「リアル・ワールド・レコード」から数多くのCDやDVD等を出版、世界音楽の普及、教育に貢献している。

■指田文夫著『WOMAD 横浜・歴史に消えたビッグ・フェスティバル』について
(2022年12月21日 Pヴァイン刊 2000円+税)
https://amzn.to/3vedMnM
1991年から1996年にかけて、横浜博覧会跡地(現・臨港パーク)ほかで開催された国際的文化イベント「WOMAD 横浜」の内実を語った書籍。現在の音楽フェスの原型となったフェスティバル「WOMAD 横浜」の始まり、そしてなぜ消えたのか。その後の音楽フェスの原型となったフェスティバルが遺したものについて語られている。富山県南砺市の「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」は現在も続いており、その前・現実行委員長との鼎談も収録。また、未発表の写真として、都はるみ、坂本龍一、スザンヌ・ヴェガ、ヌスラット・ファテ・アリ・ハーン、パパ・ウェンバ、ユッスー・ンドゥール、デティ・クルニア、照屋林助、りんけんバンドなども掲載している。

◎発刊にあたり寄せられたメッセージ
▽ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
たくさんの困難を乗り越えて、世界の音楽を紹介してくれたのが「ウォーマッド横浜」だった。

▽藤田正(音楽評論家、プロデューサー)
現在、日本で隆盛をきわめる「フェス」の、その実質的な原点が「ウォーマッド横浜」だった。だがあれだけの巨大イベントも、今は語られることはない。そのナゼ、隠された秘密を、企画立案者だった横浜市の担当者が紐解いてみせた書籍。日本の地方行政のあり方にも踏み込んだ、相当にユニークな日本芸能史・そのエピック。

◎登壇者プロフィール
▽指田文夫(さしだ ふみお)

大衆文化評論家。1948年3月、東京都大田区生まれ。1972年3月、早稲田 大学教育学部卒。同年4月、横浜市役所入庁。1988 年、パシフィコ横浜の名称等を作成。オープニングイベン トとして、「ウォーマッド横浜」を企画する。1982年から「ミュージック・マガジン」に演劇評等を執筆。著書に『いじわる批評、これでもかっ! 』(2000年、晩成書房)、『黒澤明の十字架』(2013年、現代企画室)、『小津安二郎の悔恨』(えにし書房)、『ゴジラは円谷英二である』(えにし書房)がある。横浜市南区在住。

▽高橋健太郎(たかはし けんたろう)

音楽評論家、音楽プロデューサー、レーベル&スタジオMemory Lab主宰。著書に『ヘッドフォン・ガール』(2015)、『スタジオの音が聴こえる』(2014)、『ポップミュージックのゆくえ』(2010)。

 

<ラボ図書環オーサートークについて>
NPO法人「横浜コミュニティデザイン・ラボ」が企画運営している、本の著者や編集者などをお招きする公開トークシリーズ。
https://goo.gl/5n7ygb