[EVENT REPORT] 7/28 #おたがいハマトークvol.63 横田由美子さん(高田中学校長)

7月28日(火)のランチタイムに実施する #おたがいハマトーク は、高田中学校長の横田由美子さんにコロナ禍における中学校の取り組みなどについてお話を伺います。

高田中学校では学校でオリジナルの感染防止グッズを作成しており、研究開発製造部のメンバー熊谷博文副校長、技能員の青田行幸(みゆき)さんと平林杉江さん、事務員の宮崎優子さんが作っています。

高田中学校はSDGsやICT教育に全校を挙げて熱心に取り組んでおりその取り組みなどについてお話を伺います。

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<トークレポート前半>

教育の現場に携わったのは1年半ほど前、それまでは30年ほどIBMという会社で勤務しており、民間校長ということで入ったので、ちょっと風変わり?な校長です。「社会とつながる学びを明るく(あ)楽しく(た)前向きに(ま)」民間に長くいたので、その観点から子どもたちと先生とICTも駆使しながらつなげられたらとこういうタイトルを掲げています。日吉から地下鉄で二駅ほど行ったところにあるので、のどかな場所でお花もきれいに咲いていたりする中学校で、3学年3クラスずつ、2つの小学校から中学校に集まるという小中一貫校、コンパクトな中学校です。これからはいろんな人たちと繋がり、自分たちで考えて行動していってほしいと考えています。
官民連携での学びとして、SDGsのこと、吉本の芸人さんに来てもらってお笑いのコミュニケーション授業、ドローンサッカーを通じて学ぶ授業、特にマルちゃんのカップ麺を自分たちでプロデュースして作る授業は総合学習の時間として味見をしながら出汁を飲み比べしたり具を色々入れて試してみたり、美術の授業としてオリジナルのラベルを作ったりする授業などして子どもたちは目を輝かせながら、先生たちの注目も高くやっていたりします。
社会とつながる学び(生徒向け)として、デジタル教材デキタスを活用し放課後・個別旧数学をやったり、パソコン部ではプログラムチームを設立して、民間企業とのコラボしたりしています。
社会とつながる(教職員向け)として、GoogleやWeWorkなどへ大人の社会見学したり、デジタルでの採点ツール導入やZoomでのオンライン会議、デバイスの研修会など教職員としての意識改革にも力を入れています。
その後コロナの影響で学校に来るなとなってしまったのですが、在宅からでも教職員のつながりをとめないZoomでのリモート作業やメール、過程と学校のつながりをとめないツールの活用、特に地域と連携した公園パトロールは、学校がお休み中にまず学校から連絡を入れて、パトロールと称して生徒の方から地域に出て行けるようなものをやったり、電話メールホームページZoomなど工夫をしました。子どもたちの学びを止めない工夫としてはネット環境のないご家庭への機材の貸し出しを民間企業に協力してもらい実施。
コロナに向き合うために学校を安心安全な場にできるようガイドラインを作ったり、給食を安全に食べてもらいたくて手作りアクリルボードなど「たか中安心セット」を(名前に拘っているのですが)作ったりした。

<トークレポート後半>

民間企業で働いていた時との違いは、マストでやらなければならないものはやらなければならない、できなければ去っていくという部分と、学校は1年単位でスケジュールが立って進行していくので、だいぶ違うと思う。前任の校長先生からも先生たちの話をよく聞いてあげて、自分がやりたい事を推し進めるのではなく、意見を聞きながらやっていく方が持続可能な形になるのだと思っている。

<実施概要>
日時:7月27日(火) 12:15〜12:45
場所:YouTube LIVE + Facebook LIVE
参加方法:ライブ映像はこちらのページから視聴できます。
YouTubeライブ
https://youtu.be/WjUnekeYODk
Facebookライブ
https://www.facebook.com/LOCALGOODYOKOHAMA/videos/708937726615708/
#おたがいハマ トーク(LOCAL GOOD YOKOHAMA特設サイト)
https://otagaihama.localgood.yokohama/talk/

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参考サイト
感染防止グッズ、続々と技能員・青田さんが発明(タウンニュース)
https://www.townnews.co.jp/0103/2020/07/23/535540.html

<ゲスト>
▽横田由美子さん
横浜育ち。
1985年 日本IBM入社。お客様システム開発にプロジェクトリーダー、マネージャーとして携わった後、2006年社会貢献部に希望で異動。教育現場を熟知したNPO法人企業教育研究会と「次世代リーダー育成のためのキャリア教育プログラム」を開発。各地の教育委員会と組み約1500人の社員ボランティアと共に2年間で約10,000人の小中学生にキャリア教育授業(200授業)を実施。横浜市とは2年間のキャリア出前授業提携を実施。第一回キャリア教育アワード(経済産業省)優秀賞受賞。2011年よりお客様現場に戻りスマーターシティ~ICTを活かしたまちづくりに従事。
2014年横浜ユースハッカソンたち上げに参画しIBM Watson AI であるBluemixの横浜の若者による利用を実現した。2016年内閣府公共サービスイノベーションプログラムで横浜市に派遣され、横浜市のオープンイノベーション化をICT面からご支援。2012年~2018年は各社と組んでの市民の健康増進、トータル生活サポート、遠隔診療など医療・介護の分野のイノベーションほか、開発が進むさいたま市浦和美園での安全安心快適なまちづくりに取り組んだ。オープンデータ利活用WG委員としても活動し、日本郵政グループのAIプロジェクト推進にも携わった。2018年公募にて横浜市民間採用校長候補として採用される。半年間の副校長職勤務を経て2019年4月より現職。

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▽お願い
Facebookに設置した「【横浜市】#おたがいハマ:新型コロナ感染症対策をテーマにした公民連携プラットホームのオープングループ」にご参加ください。新型コロナウイルスに関する情報を共有していきましょう。どなたでも参加できます。
https://www.facebook.com/groups/829823894180583/

▽【ご協力をお願いいたします!】DONATION/物資の寄付・寄贈のお願い
新型コロナ対策ドネーション「物資の寄付・寄贈」をよろしくお願いします!
既にご存じのこととは思いますが、介護・福祉・医療の分野でもマスクや、防護服、消毒薬などが不足しており、現実的に難しい状況になっています。
少しでも改善していくために皆様にお願いがあります。
未使用のマスク、防護服(ビニール製レインコート等でも可)、消毒薬、プラスチックグローブ(手袋)などがありましたら、寄付をしていただきたいと切にお願いを申し上げます。
https://otagaihama.localgood.yokohama/donation/

▽新型コロナウイルスに向き合う産官学⺠の共創プラットフォーム#おたがいハマ
https://otagaihama.localgood.yokohama/

主催:横浜コミュニティデザイン・ラボ、YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス
協力・支援:横浜市
メディアパートナー:ヨコハマ経済新聞、港北経済新聞、タウンニュース、横浜STORY