[EVENT REPORT] おたがいハマトークvol.59 住田昌治さん(横浜市立日枝小学校)

今回の #おたがいハマトーク は、横浜市立日枝小学校校長の住田昌治さんに学校で実践するESD・SDGsの取り組みとコロナ禍における学校の現場の現状や取り組みについて、お話を伺います。

住田さんが2010年から8年間に渡り校長を務めた南区の永田台小学校では、神奈川県では3校しかないユネスコ認定のユネスコスクールを取得し、ESD教育に力を入れて取り組んできました。最近は、SDGsの取り組みも推進しています。

現在、住田さんが校長を務める日枝小学校(南区)では、地元企業と共に、地域課題学習に取り組むなど先進的な活動を行っています。

いま、学校の現場では、新型コロナウイルスへの感染症対策のほか、子どもたちの心のケア、教育課程の再編などのさまざまな課題に直面しています。

今回は、ウイズコロナ時代の新しい学校教育のあり方や、子どもたちへのケアやICTの利活用の取り組みのほか、持続可能な学校教育に向けた学校づくりについてお話を伺います。

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<トークレポート前半>
4年前にもRCE学生連盟としても取材をさせていただいた、日枝小学校の住田校長先生が本日のゲスト。 日枝小学校の図書室から参加。ESDやSDGsを進めるにあたって、ユネスコには学習の4本柱があり、1.知ることを学ぶ、2.為すことを学ぶ、3.共に生きる事を学ぶ、4.人間として生きる事を学ぶ ESDになってからは、5つ目 自分と社会を変革することを学ぶ が出てきている。4つの学びを通して、自分の価値と社会を結びつけて考え学ぶことが最終的に必要。コロナ禍で状況は変わりつつも、変わっていくことを考えながら学ばないといけないと思う。ESDもSDGsも「SD」は持続可能社会のことで、つまりSDGsに教育が貢献していくという事。
図書室にSDGsコーナーを設置していると、生徒も先生も目に触れ、知ることができる。他人ごとではなく、他の国で勝手に起こっていることではなく身近につながることなのだと、先ず知り、そこから自分たちで考えることからだと思っている。知ること、為すこと、友達と語り、考えてアクションにつなげる。そこで自分が少しずつ変わり、広がっていくのが大事。

<トークレポート後半>
コロナ禍で学校はどう変わったか? 例年と違うペースで行うスケジュールと調整で疲弊している。何故か具合が悪くなる生徒先生が増えている。これからの猛暑もコロナ以上に健康面としては心配。さらにクーラーかけながら換気もするので、ヒートアイランド現象が心配。
昨年まで教師の働き方が、と騒がれていたが、それどころではない状況で忘れ去られてしまっているのではないか。英語教育、プログラミング、ICTなど変更追加されたものもあって、やることが山積み。教育現場がつぶれてしまわないか心配。PTAや地域の人たちがボランティアとして学校と一体になって一部やってはいるが、もっと取り組めるようになったらとは思うが、コロナ対策がハードルになっている。一人一台のタブレットの話もあるので、オンラインでの取組も早急に必要だ。総合学習でも対面できないものにはオンラインを積極的に活用していきたい。

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<実施概要>
日時:7月20日(月) 12:15〜12:45
場所:YouTube LIVE + Facebook LIVE
参加方法:ライブ映像はこちらのページから視聴できます。
YouTubeライブ
・準備中
Facebookライブ
・準備中
#おたがいハマ トーク(LOCAL GOOD YOKOHAMA特設サイト)
https://otagaihama.localgood.yokohama/talk/

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【参考サイト】
▽日枝小住田校長 「学校づくり」一冊に
組織活性化、実践例を出版(タウンニュース)
https://www.townnews.co.jp/0114/2019/01/24/466447.html

▽管理しない校長が、すごい学校組織をつくる! 「任せる」マネジメント(株式会社 学陽書房)
http://www.gakuyo.co.jp/book/b510854.html

▽「子どものため」が教職員を苦しめていないか – 住田昌治(論座 – 朝日新聞社の言論サイト)
https://webronza.asahi.com/national/articles/2020012200011.html

▽横浜市立永田台小学校校長 住田さん インタビュー!!(RCE横浜若者連盟)
http://wakamonorenmei.com/%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E5%B8%82%E7%AB%8B%E6%B0%B8%E7%94%B0%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%A0%A1%E9%95%B7%E3%80%80%E4%BD%8F%E7%94%B0%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%80%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A5

<ゲスト>
▽住田昌治(すみた・まさはる)さん

横浜市立日枝小学校 校長
2010年から8年間永田台小学校長。横浜市初のユネスコスクール加盟。2018年より日枝小学校長。ユネスコスクールや ESD・SDGs の他、学校組織マネジメントやサーバントリーダーシップ、働き方等の研修講師や講演を全国で行い、元気な学校づくりで注目されている。ユネスコアジア文化センター事業推進委員、神奈川県ユネスコスクール連絡協議会会長、未来への風プロジェクトメンバー、教育長・校長プラットフォームメンバー、横浜市ミニバスケットボール連盟参与を兼務。
[主な著書]『月刊教職研修』(教育開発研究所)、Web『論座』(朝日新聞)、『月刊プリンシパル』(学事出版)で連載中。著書に『カラフルな学校づくり~ESD 実践と校長マインド~2019』(学文社)、『校長の覚悟』(共著、教育開発研究所、3月発売)、『任せる』マネジメント(学陽書房)他。

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▽お願い
Facebookに設置した「【横浜市】#おたがいハマ:新型コロナ感染症対策をテーマにした公民連携プラットホームのオープングループ」にご参加ください。新型コロナウイルスに関する情報を共有していきましょう。どなたでも参加できます。
https://www.facebook.com/groups/829823894180583/

▽【ご協力をお願いいたします!】DONATION/物資の寄付・寄贈のお願い
新型コロナ対策ドネーション「物資の寄付・寄贈」をよろしくお願いします!
既にご存じのこととは思いますが、介護・福祉・医療の分野でもマスクや、防護服、消毒薬などが不足しており、現実的に難しい状況になっています。
少しでも改善していくために皆様にお願いがあります。
未使用のマスク、防護服(ビニール製レインコート等でも可)、消毒薬、プラスチックグローブ(手袋)などがありましたら、寄付をしていただきたいと切にお願いを申し上げます。
https://otagaihama.localgood.yokohama/donation/

▽新型コロナウイルスに向き合う産官学⺠の共創プラットフォーム#おたがいハマ
https://otagaihama.localgood.yokohama/

主催:横浜コミュニティデザイン・ラボ、YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス
協力・支援:横浜市
メディアパートナー:ヨコハマ経済新聞、港北経済新聞、タウンニュース、横浜STORY