【ニュース】株式会社ココラボ×横浜市によるメンタルヘルス対策『MENTAL HEALTH~うまくいかないときに開く本~』横浜市立大学と神奈川大学の協力で学生向けに情報提供

令和4年の自殺統計では、全国の小中高の児童生徒の自殺者が統計開始以来、過去最多となり、若年層に対するメンタルヘルス対策は喫緊の課題となっています。
横浜市ではメンタルヘルス対策として、公民連携事業として市内の事業者と共に、若年層向けのメンタルヘルス啓発冊子を作成。
横浜市立大学、神奈川大学と協力し、学生を対象に冊子の配布を通してメンタルヘルス対策に関する情報提供を行うことになりました。

若年層向けのメンタルヘルス啓発冊子「MENTAL HEALTH ~うまくいかないときに開く本~」表紙

横浜市における平成23年から令和3年までの学生・生徒等※1の自殺者数※2は、累計 254 人で、その約半数が大学生となっています。若者を対象としたメンタルヘルスに関する啓発や自殺対策は、喫緊の課題です。

そこで、ストレスのサインに気づき、ストレスへの対処法を知ることで、こころの病気の予防につなげることを目的に、公民連携事業を通じて、株式会社ココラボが企画制作した「MENTAL HEALTH~うまくいかないときに開く本~」を、横浜市こころの健康相談センターが監修しました。

横浜市立大学、神奈川大学の協力で、今春、入学される新入生等を対象に、冊子配布等を通じて、情報提供します。
※1 小学生・中学生・高校生・大学生・専修学校生等
※2 警察庁の自殺統計原票に基づき厚生労働省作成している自殺統計による

株式会社ココラボ 代表取締役 江森 克治(コメント)

当社では、複雑化・多様化が進む現代社会の課題を多くの人に知ってもらい、解決につなげていくために「cocollabo ソーシャルえほん」シリーズを発行しています。
2021年に自殺防止啓発の冊子を発行したところ、若者のメンタル不調が増えていることを知り、この度 10 代向けのメンタルヘルスに関する冊子を発行することになりました。
次世代を担う若者たちがのびのびと成長できる社会になることを祈っています。

横浜市立大学 保健管理センター長 小田原 俊成(コメント)
冊子の寄贈を受けて健康診断に合わせて新入生等を中心に2000冊を配布する予定です。
コロナ禍で大学生の自殺死亡率が増加しています。冊子を通じ、メンタルヘルスの理解が進むことを期待しています。

神奈川大学 保健管理センター長 江花 昭一(コメント)
新入生向けの WEBサイトに、冊子の電子データを掲載させていただきました。
新しい環境の中、様々なストレスから心身を守り、健康で充実したキャンパスライフとなることを願っています。

 


問合せ先

健康福祉局障害福祉保健部こころの健康相談センター
電話:045-671-4455
ファクス:045-662-3525
メールアドレス:kf-kokoro@city.yokohama.jp