すべての人をプレイヤーにする「ALL PLAYERS WELCOME」プロジェクト〜重度心身障害を抱えるFUSAKIさんが目線だけで音楽を演奏〜
音楽未経験から5カ月間の特訓の成果を観客の前で初披露
テクノロジーによって誰でも音楽演奏ができる未来を語るトークセッションや「EYE XY PAD」の体験会を実施
テクノロジーを起点とした社会課題の解決やあたらしい表現開発を実践するDentsu Lab Tokyo(東京都中央区)は、「すべての人 をプレイヤーに」を掲げたプロジェクト「ALL PLAYERS WELOCME」の一環として、認定NPO法人スローレーベルと共に、重度心身障害を持つFUSAKIさんによる初ライブパフォーマンスを実施します。
アーティストではない方による本プロジェクトでの演奏は初めての試みです。
FUSAKIさんはこれまで、クリエイティブな活動に興味があったものの、自由に身体が動かせない理由から音楽演奏を諦めていました。しかし2022年6月の「ALL PLAYERS WELCOME」の立ち上げを目にし、音楽表現の挑戦を決意。Dentsu Lab Tokyo の目線だけで音楽演奏ができるツール「EYE XY PAD」を活用して5カ月間の練習を経てみなとみらいフェスティバル内の新感覚サーカスショー「ようこそSLOW CIRCUSの世界へ!」で初披露します。
イベントでは本プロジェクトの立ち上げた経緯などを語るトークセッションや目線だけで音楽演奏ができるツール「EYE XY PAD」の体験会も開催予定。
<実施概要>
SLOWLABEL_みなとみらいフェスティバル
・ 日時:2023年3月19日(日) 12:00~13:00
・ 場所:クイーンズスクエア横浜 クイーンズサークル(横浜市西区みなとみらい2-3 クイーンズタワーB)
⚫ タイムテーブル
➢ 12:00-12:10 オープニング「ようこそSLOW CIRCUSの世界へ」
➢ 12:10-12:20 「ALL PLAYERS WELCOME」の紹介
➢ 12:20-12:30 ライブパフォーマンス
➢ 12:30-12:45 トークセッション「ALL PLYERS WELCOME が描く未来」
登壇者:田中直基(Dentsu Lab Tokyo) / FUSAKI×めぐみ梨華(SLOW CIRCUS) /伊藤直弥(LIFE HUCK)
➢ 12:45-13:00 「EYE XY PAD」体験会
パフォーマー FUSAKI さんプロフィール
横浜市在住。低酸素脳症による四肢麻痺のため、医療的ケアを受けながら全介助で生活。平日は横浜市西区の生活介護施設に通所、週に1度のカフェ業務ではスイッチを使って接客するなど新しいコミュニケーションの方法を練習中。東京2020パラリンピック開会式出演。
自由視点による演奏装置「EYE XY PAD」とは
Ableton Liveという演奏ソフトをベースに目の動きだけでリアルタイムなエフェクト操作やシンセサイザーの演奏が可能なUIを設計。XY座標ごとに音階やリバーブエフェクトなどの様々なパラメーターを仕込むことで、目線をトラッキングし、自由自在に音色を出すことが可能です。
新感覚サーカスショー「ようこそSLOW CIRCUSの世界へ!」
3月19日、クイーンスクエア横浜を舞台に認定NPO法人SLOW LABELがプロデュースする新感覚サーカスショー「ようこそSLOW CIRCUSの世界へ!」が披露されます。SCCは、日本補助犬情報協会さんと地球学校さんとともに、横浜の「多様性」を推進する仲間枠で出展協力をします。当日は、インド出身のアキラ、インドネシア出身のソフィア、マレーシア出身のファラのOYACO子育て情報冊子制作チームが絵葉書づくりのコーナーを設けます。MCは金井ケイスケさんと栗栖良枝さん。
<プログラム詳細はこちらで>
https://www.slowlabel.info/6994/
日時:3月19日(日)12:00-17:00
*ステージプログラムは12:00-15:00
15:30-ジャグリングやサーカス道具の体験コーナーあり
場所:クイーンズサークル(クイーンズスクエア・横浜)
○参考
みなとみらいフェスティバル 「ヨコハマ大道芸inみなとみらい21」を継承
https://www.hamakei.com/headline/12178/