
今回の「#おたがいハマ」は、7月29日(水)20時30分より、一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス代表理事の河原勇輝さん、一般社団法人横浜イノベーション推進機構の黒澤史津乃さんをお招きし、「『#おたがいハマver2』に向けて」と題して、公開収録を行います。
『#おたがいハマ』は、2020年、新型コロナウイルスによるパンデミックが地球規模で広がる中で、市民が直面する生活課題や横浜市が抱える社会課題を解決するために市民や企業、大学、行政が連携し、立ち上げた共創のプラットフォームです。
『#おたがいハマ』の発足にあたっては、横浜市と連携関係にあった「NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ」と一般社団法人「YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス」、そして横浜市共創推進室が「コロナ過で苦しむ人たちを励まし、支援するWEBプラットフォームをつくる」という趣旨のもと、プラットフォームのコンセプトやコンテンツ、運営体制等について検討を進め、5月1日に3者による連携協定の締結と併せて、「#おたがいハマ」を始動させました。
コロナ渦の中で「#おたがいハマ」は、「伝える」「つながる」「変える」の3つの領域で、多様な官民の主体の連携により、主に以下の取組を展開しました。
(1)伝える
「伝える」では、ともすれば国や県、市と縦割りでバラバラに発信されがちな「新型コロナウイルス」に関する感染対策や感染者数などについての情報を取りまとめ、市民にわかりやすく編集したうえで、基本的に毎日発信し続けました。
同時に市内の飲食店のテイクアウト・デリバリー情報をまとめて紹介する「#横濱おうち飯店」など「新しい生活様式」に対応し、コロナ禍を乗り越えるための民間の取組もオンライン上で積極的に取材し、発信しました。
(2)つながる
「つながる」では、医療従事者や介護・福祉等の分野で働く方々、保育士や学校教員など、市民の日々の生活を維持していくために新型コロナの感染リスクを感じながら現場で働き続けている、いわゆるエッセンシャルワーカーを中心に、市内各地の企業、団体、大学などが対話し、交流する場としてオンラインによるトークセッション(「#おたがいハマトーク」)やセミナー(「#おたがいハマセミナー」)を、第1波から第2波の時期は、ほぼ毎日配信し続けました。その結果、現在まで、「#おたがいハマトーク」は150回を超え、「#おたがいハマセミナー」は80回を数えています。
(3)変える
「変える」では、コロナ禍によって、経済的に困窮したり、社会的に孤立しがちな障害者や非正規雇用の女性、高齢者たちを公民連携で支援するプロジェクトを実施しました。
例えば、感染拡大の第1波の際には、障害者の作業所にオリジナルの防護服を発注し、それを「おたがいハマ」で集めた寄付で買い上げ、エッセンシャルワーカーに配布するプロジェクトなどを展開。また第3波以降は、市内各地のリビングラボと連携しながら、高齢者を対象にした「スマホ教室」を継続的に実施しました。スマホ教室は、コロナ過の中で、周囲とのコミュニケーションが途絶えがちな高齢者の認知機能が低下や身体機能の衰弱を予防すると共に、急速に進むDXに乗り遅れがちな高齢者へのICT支援の目的も兼ねた取組でした。
そして2023年5月8日、日本政府が新型コロナウイルス感染症の法的分類を「2類相当」から「5類感染症」へと変更しました。これにより、緊急事態宣言や行動制限が解除され、その後、市民の日常生活が大きく回復していくなかで、『#おたがいハマ』も役割を終え、その活動もしばらく休眠状態となりました。
ところが2025年3月、横浜市が開催した『サーキュラーエコノミーplus×EXPO』を契機に、『#おたがいハマ』は、再び活動を開始。従来までの運営主体である横浜市共創推進室や「YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス」、横浜コミュニティ・デザインラボに加え、新たな担い手として、一般社団法人横浜イノベーション推進機構も加わり、2025年8月4日に『#おたがいハマver2』として、新たに生まれ変わります。
今回は、一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス代表理事の河原勇輝さん、一般社団法人横浜イノベーション推進機構代表理事の黒澤史津乃さんをお招きし、『#おたがいハマver2』で発信するテーマやビジョン、コンテンツについて語り合っていただきます。
<日時>
7月29日(水) 20時30分~
<配信・アーカイブURL>
YouTubeライブ
https://www.youtube.com/watch?v=k63rkwaDw9Q
Facebookライブ
https://www.facebook.com/events/1181421963744809
【参考】
河原 勇輝さん
一般社団法人 YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス 代表理事
2018年5月18日、横浜市磯子区に本部を置く一般社団法人 YOKOHAMAリビングラボサポートオフィスを設立し代表理事に就任。「市民・企業・行政・大学が垣根なく対話し、新しい価値を共創する場=リビングラボ」を横浜で広げるハブとして発足。
「サーキュラーエコノミーplus(人を中心に据えた循環型経済)」をビジョンに掲げ、①ローカル・フォー・ローカル 、②ヘルスプロモーション、③パラレルキャリア&ディーセントワーク、④サステナブルデベロップメントの4領域で公民連携事業の支援の取り組みなどを推進している。空き家再生や防災拠点づくりなどに取り組む Solar Crew を主宰している。
https://livinglabsupportoffice.yokohama/
黒澤 史津乃さん
一般社団法人横浜イノベーション推進機構代表理事
株式会社OAGウェルビーR代表取締役・行政書士、消費生活アドバイザー
大手資産運用会社における証券アナリスト・エコノミストから、富山市での専業主婦時代を経て、20年以上にわたり「家族に頼らずに老後とその先を迎える高齢者等」の支援現場にて、意思決定支援、身元保証、日常生活支援、後見、死後事務、相続、遺言など高齢者や障がい者にまつわる諸問題に幅広く従事。2023年4月より現職。
2021年8月共著「家族に頼らないおひとりさまの終活」を出版、NHK文化センター講座をはじめ、多数のセミナー講師をつとめている。
「認知症と向き合う幸齢社会実現会議」構成員、厚生労働省令和5年度老人保健健康増進等事業「身寄りなし高齢者課題実態把握事業」委員。家族ありきを前提とせずとも幸せに歳を重ねていける新しい社会の仕組みの構築に尽力中。
<一般社団法人横浜イノベーション推進機構とは>
一般社団法人横浜イノベーション推進機構は、横浜を起点に、少子化や高齢化、気候危機などの社会課題を解決しつつ、地域の経済を循環・活性化させる新たな仕組みを探求・構築し、持続可能な社会を実現することを目指しています。
https://yokohama-inosui.or.jp
#おたがいハマ #サーキュラーエコノミーplus
