第9回アフリカ開発会議に向け横浜で総会実施

横浜グランドインターコンチネンタルホテル(横浜市西区みなとみらい1丁目1-1)で6月20日、2025年8月に横浜市で開催される第9回アフリカ開発会議(TICAD9)に向けた「第9回アフリカ開発会議 横浜開催推進協議会」第2回総会が実施されました。

この総会は、TICAD9の開催まで残り2カ月となる中で、関係団体との連携をさらに深め、情報共有と地域協力体制の強化を目的として開かれました。会場には協議会会長を務める横浜市長をはじめ、副会長を務める横浜商工会議所会頭、一般社団法人神奈川県経営者協会会長、横浜市会議長の代理として副議長、日本アフリカ友好横浜市会議員連盟会長をはじめ、計約70名が出席されました。

会議では、会長である横浜市長、外務省特命全権大使、駐日セネガル共和国特命全権大使による挨拶の後、協議会の役員紹介が行われ、続いて横浜市によるTICAD9に向けた主な取り組みの説明がありました。内容には、市内の官民連携を通じた国際協力や交流推進や地元企業のアフリカ展開支援策などが含まれました。

山中横浜市長は「横浜市は『アフリカに一番近い都市』として、グローバルな連携強化を推進してきました。今後も経済界や関係団体の皆様と連携し、TICAD9の成功と横浜・神奈川の経済活性化に貢献してまいります。2027年には、ここ横浜で『GREEN×EXPO 2027』の開催も予定されています。グリーン成長や持続可能な社会の実現に向け、アフリカの開発課題解決に貢献する国際会議として、TICAD9を大きな弾みにしたいと考えています。」とコメントしました。

また外務省TICAD担当の丸山則夫特命全権大使は、TICAD9の横浜開催が、日本とアフリカの新たな連携と地方都市による国際的発信の契機になると強調し、日本政府の多面的な支援姿勢を明示し、官民学の連携を通じた持続可能な開発協力の構想を語りました。

横浜市でのTICAD開催は今回で4回目。これまでの開催経験を活かし、市内ではアフリカ諸国との文化的・経済的な交流の基盤が育まれてきた。特に市内の企業や大学、研究機関との連携が進み、国際都市・横浜の存在感を高める契機ともなっています。

https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kokusai/2025/0616TICAD9.files/0002_20250616.pdf