金沢シーサイドFMの番組「サーキュラーエコノミーplus チャンネル」が4月16日(水)にスタートしました。
SDGsの17の目標を地域経済の中でバランス良く達成するために、民間団体が集まり、対話を重
ねることで生み出されたビジョン「サーキュラーエコノミーplus」を切り口に、毎回ゲストの取り組みについて伺う内容です。
放送は、一般的な循環型経済に加えて、そこに関わる「ヒト」に着目して、市民のウェルビーイング向上を目指す、地産地消、再生可能エネルギー、地域連携などの取り組みについてゲストとの対話で、深掘りしていきます。毎週金曜日11:00〜12:00に、金沢シーサイドFMのスタジオから生放送でお届けしています。
第8回の放送のゲストは、セイノーホールディングス㈱の森地直人さんと武田えりなさん。
大手運輸企業のオープンイノベーション推進室にて新規事業開発に取り組むお二人が感じている、利活用できる資源の幅、その可能性について模索している現状のお話をしていただきました。また活用資源があふれる実際の現場をみて感じたギャップもとても興味深いものです。違和感を感じたことを解消するために奮闘するお二人のお話を是非お聴きください。
🎤 番組情報
番組名:金沢シーサイド FM「サーキュラーエコノミーplus チャンネル」
放送日:2025年5月23日
ゲスト:森地 直人、武田 えりな(セイノーホールディングス㈱)
https://www.seino.co.jp/seino/shd/
聞き手:河原勇輝(ソーラークルー)、渡邉太郎(学生スタッフ)
提供:株式会社ソーラークルー
- セイノーホールディングスの取り組み紹介(01:35~)
森地さん・武田さんはオープンイノベーション推進室に所属。社会課題をビジネスで解決することをミッションに、スタートアップや自治体などと連携した新規事業に挑戦している。 - 物流企業ならではの“未活用アセット”の再活用(12:35~)
トラック・物流拠点・人材などの未活用資源を外部の知恵と組み合わせ、循環型事業へ。競争型のアイデア募集なども実施。 - 木製パレットのアップサイクル事業(13:40~)
廃棄予定の木製パレットを樹脂化し、スタートアップと協業で家具(例:3Dプリンタ製のテーブル)へ再生。すでに自社オフィスで試験導入中。 - 今後の展望(14:46~)
性能グループ内の他部門や取引先などへの展開を計画。将来的には外部業界(農業の木くず等)との連携による原材料拡大も視野に。 - パレット問題との出会い(24:22~)
武田さんが現場勤務時代に感じた「廃棄パレットの処理負担・コスト」がきっかけ。現場の無駄から“資源”への転換を目指したという背景が語られた。 - 社外とのコーディネーションの苦労(28:53~)
現場と新規事業部で意識のギャップがあり、特にドライバーなど現場側の理解を得るまでに丁寧な説明や信頼構築が必要だった。 - 秋ア活用と学生DIYプロジェクトのつながり(38:09~)
森地さんは空き社員寮の活用から川原氏と連携を開始。DIYイベントへの参加や学生との共創などを通じて、共感ベースの協業関係を構築。 - 「目線を変える」ことの大切さ(27:49~)
「ゴミ」から「資源」へ。視点の転換により、既存の業務や資産が新たな価値を持つことに気づいたことが事業の推進力に。 - 今後へのメッセージ(52:03~)
「性能の資源を使って社会課題を一緒に解決したい企業・自治体・大学からの連携提案を歓迎」と発信。循環型の輸送と資源活用の“起点”としての進化を目指す。
サーキュラーエコノミーplusチャンネル
https://www.circulareconomyplusraradio.com/
【参考】
サーキュラーエコノミーplus(横浜版地域型循環経済)
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/kyoso/kyosofront/circulr.html