金沢シーサイドFMの番組「サーキュラーエコノミーplus チャンネル」が4月16日(水)にスタートしました。
SDGsの17の目標を地域経済の中でバランス良く達成するために、民間団体が集まり、対話を重
ねることで生み出されたビジョン「サーキュラーエコノミーplus」を切り口に、毎回ゲストの取り組みについて伺う内容です。
放送は、一般的な循環型経済に加えて、そこに関わる「ヒト」に着目して、市民のウェルビーイング向上を目指す、地産地消、再生可能エネルギー、地域連携などの取り組みについてゲストとの対話で、深掘りしていきます。毎週金曜日11:00〜12:00に、金沢シーサイドFMのスタジオから生放送でお届けしています。
第6回の放送のゲストは、NPO法人アスリードの武政祐さん。
新卒で営業職として入社した会社で、3年目にうつ症状を発症。 半年の休職の間、「これが本当に自分のやりたかった仕事なのかとすごく考えたし、もっと早い時期からいろんな職業を知り、将来について真剣に考えておくべきだったと思った」と振り返る。 自らの反省と経験を生かして、「これからの日本を担う10代の若者たちに、自信と希望を持って未来を生き抜く力を育んでほしい」と、地元である神奈川で「何のために働くのか」「自分はどう生きていくのか」について学び、考える機会を提供しています。
🎤 番組情報
番組名:金沢シーサイド FM「サーキュラーエコノミーplus チャンネル」
放送日:2025年5月9日
ゲスト:武政 祐(NPO法人アスリード)
https://aslead.org/
聞き手:河原勇輝(ソーラークルー)、渡邉太郎(学生スタッフ)
提供:株式会社ソーラークルー
- 番組概要とゲスト紹介 [00:01–03:00]
横浜発の循環経済ラジオ番組。今回のゲストは、NPO法人アスリード共同代表・武政祐さん。中高生向けキャリア教育支援を展開。 - アスリードの活動内容 [03:00–05:30]
キャリア教育として、地域の大人たちの仕事や生き方を紹介する「メディア事業」、体験型の「職業体験プログラム」を運営。雑誌は約4万人に無償配布。 - 子どもたちの柔軟な発想と成果 [05:30–07:00]
実際に出たアイデア(例:英会話スペースやそば打ち体験など)から地域活性につながる提案が生まれ、採用されるケースも。 - 活動開始の背景と武政さんの原体験 [14:30–16:50]
就活時に地元企業の存在に気づかず大手志向に偏った経験や、うつ症状を経て「地元と仕事の接点を知る機会の重要性」を痛感し、NPOを設立。 - 実際の商品化事例:猫型のネジ [30:59–32:30]
中学生のアイデアが企業に採用され、再生プラスチックを使った猫型ネジとして商品化・販売。サーキュラーエコノミーの好例。 - 地域循環型商品との連携例 [34:23–35:28]
子どもたちが集めたプラスチックごみを素材に、Tシャツやエコバッグを製作・販売。地域内完結型(Local for Local)として注目。 - 探究学習と課題解決型プログラムの接続 [48:00–50:00]
課題設定が難しい学校向けに、企業から課題を提供してもらう探究学習のモデルを展開。地域課題を軸に学習を進める設計。 - 企業・学校との連携の仕組み [50:01–52:00]
学校からの相談に応じ、企業とのマッチングや授業設計、当日の運営までをアスリードが支援。100社以上の協力企業が参加。 - 探究学習を通じた「生き抜く力」の育成 [39:50–41:00]
Tシャツが作れない、エコバッグが届かないなどのトラブルも、子どもたちにとっては「失敗ではなく貴重な経験」として受け止める姿勢を重視。 - 子どもたちの変化と教育効果 [24:00–25:00]
授業前は約75%が将来に不安を抱えていたが、授業後には75%が将来を「楽しみに思う」と回答。大人との対話が子どもたちの希望を生む。
サーキュラーエコノミーplusチャンネル
https://www.circulareconomyplusraradio.com/
【参考】
サーキュラーエコノミーplus(横浜版地域型循環経済)
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/kyoso/kyosofront/circulr.html