横浜市が横浜国際プール再整備事業計画を策定
横浜市は、横浜国際プールの再整備に向けた事業計画を策定しました。この計画は、市民や関係団体、地域住民との意見交換を経てまとめられたもので、施設の老朽化対策だけでなく、地域の魅力向上や市民サービスの充実を図る内容が盛り込まれています。
リニューアルビジョン
「次世代を育む複合型スポーツアリーナ~子どもが主役の夢とにぎわいが生まれる場所に~」をテーマに、幅広い世代が楽しめる施設づくりを目指します。
再整備の主な内容
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メインアリーナの通年スポーツフロア化
メインプールを廃止し、通年利用可能なスポーツフロアへ改修。観客席の増設や大型映像装置、空調・音響設備の更新、スイート・ラウンジやファミリー席の整備などを行います。 -
サブプールの機能強化
観客席を現在の355席から約700席に増設し、映像装置や空調設備を改修。バリアフリー動線の確保やだれでも更衣室、バリアフリートイレの設置も進めます。 -
練習用プールの新設
25 m×525 m×5レーンの練習用プールを整備し、大会時のウォーミングアップや水泳教室で活用できる施設とします。 -
子どもや親子が楽しめる空間づくり
スポーツマンガライブラリーや屋外遊具など、学びと遊びが融合したスペースを設置。幅広い世代が交流できる場を提供します。 -
脱炭素化と防災機能の強化
太陽光発電や高効率空調設備などを導入し、脱炭素社会への貢献を目指します。また、かまどベンチやソーラー街路灯などを設置し、防災拠点としての機能も強化します。 -
北山田駅から施設までのアクセス改善
斜行モノレールを設置し、車いす使用者やベビーカー利用者にも優しいバリアフリー経路を確保します。
再整備による効果
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運営費削減: 床転換作業の廃止により年間約0.9億円の削減見込み。
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収益増加: 通年スポーツフロア化による利用拡大で年間約0.7億円の収入増加が期待されます。
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地域活性化: スポーツイベントや交流拠点として地域経済にも寄与します。
今後の進め方
本計画に基づき、民間資金やノウハウを活用するPFI方式で事業を進めます。スケジュールについては今後精査される予定です。
詳細は横浜市公式ホームページをご覧ください。
横浜国際プール再整備事業計画
お問い合わせ先:
にぎわいスポーツ文化局 スポーツ振興課
電話: 045-671-3583
メール: nw-sports@city.yokohama.lg.jp
https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/sports/shinko/saiseibi/pool/plan.files/0002_20250228.pdf