5/9 セミナー「『尊厳』というかけがえのない人権 ~私はどんな眼差しをしているのか~」 講師・村岡福藏氏

 現代社会において、「人権」や「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」の重要性はますます高まっています。しかし、その言葉が持つ意味や、本質的な意義について、私たちはどれだけ日常の中で考えているでしょうか。
 今回の講演では、長年にわたり行政の現場で人権関連の事業に携わってこられた村岡福藏さんをゲストに迎え、「人権とは“生き方”の問題である」という視点から、実践を通じて得られた学びや気づきについてお話しいただきます。
 横浜コミュニティデザイン・ラボでは、学びと連携の場づくりの一環として、「人権」や「D&I」をテーマとするセミナーやワークショップを企画・運営していく予定です。
 人権を“制度や理念”としてではなく、“自身のあり方”として捉え直すきっかけとなるような、対話的かつ温かな場を目指しています。
 村岡さんのこれまでの経験に耳を傾ける中で、参加者一人ひとりが自らの関心や立場に引き寄せて「人権」や「D&I」について考える、そんな機会になればと願っています。

<開催概要>
日時: 2025年5月9日(金)18:30~20:30  ※受付開始18:15~
場所:泰生ポーチフロント(横浜市中区相生町2-52)
参加費: 500円(ドリンク・お菓子付き) 
主催:横浜コミュニティデザイン・ラボ

参加方法:peatixもしくはinfo@yokohamalab.jpへメール
https://yokohamalabjinken.peatix.com/

登壇者: 村岡福藏 氏(元行政職員/ことぶき協働スペーススタッフ)
参加対象:人権・D&I・地域コミュニティに関心を持つ一般の方

▽村岡福藏プロフィール
1978年、横浜市入庁。
1982年、民生局福祉援護対策担当、在職中、野宿者殺傷事件発生。
1989年、民生局同和対策室担当係長。その後、中央卸売市場食肉市場、中区・旭区福祉保健センター課長。
2008年、市民局人権課長。「横浜市人権施策基本指針」の第1回改訂を担当。
2014年、横浜市退職。退職までの15年間、横浜市人権啓発助言者として庁内人権研修講師。
2014年、(社福)横浜市社会福祉協議会 障害者支援センター事務室長。
2019年、(社福)偕恵園・法人事務局長、横浜市つたのは学園施設長、2025年3月退職。
2020年、(NPO)共に歩む市民の会理事長、旭区生活支援センターほっとぽっと他運営。
2024年4月、横浜市ことぶき協働スペースのスタッフとして勤務

【現在】
・神奈川部落史研究会 会員・運営委員
・(一社)神奈川人権センター 会員
・(社福)横浜市社会福祉協議会 苦情解決調整委員
・(社福)偕恵園理事、(一社)みのりの里監事、(NPO)カプカプ理事
・(NPO)ことぶき福祉作業所運営委員、(社福)みはらし第三者委員


🎤プログラム概要(予定)

  1. オープニング/趣旨説明
  2. 講演:村岡氏によるトーク(約45分)
    ・「人権問題を語るものは、まず自らを語れ」
    ・世界人権宣言を読み直す
    ・人権の地金が薄い日本社会
    ・ジェンダー、部落差別、優生思想、セクシュアルマイノリティ、ハンセン病等
    ・「人権」とは、「人権尊重」とは
    ・さまざまな「モノサシ」をもつ社会へ
  3. 参加者も交えた対談・質疑応答(約45分)