金沢シーサイドFMの番組「サーキュラーエコノミーplus チャンネル」が4月16日(水)にスタートしました。
SDGsの17の目標を地域経済の中でバランス良く達成するために、民間団体が集まり、対話を重
ねることで生み出されたビジョン「サーキュラーエコノミーplus」を切り口に、毎回ゲストの取り組みについて伺う内容です。
放送は、一般的な循環型経済に加えて、そこに関わる「ヒト」に着目して、市民のウェルビーイング向上を目指す、地産地消、再生可能エネルギー、地域連携などの取り組みについてゲストとの対話で、深掘りしていきます。毎週金曜日11:00〜12:00に、金沢シーサイドFMのスタジオから生放送でお届けしています。
第31回の放送のゲストは、神奈川県住宅供給公社の水上弘二さん。
神奈川県における街づくりについて、実際に取り組まれてきた団地再生の実例をいくつもお聞きしました!!ぜひお聴きください。
🎤番組情報
番組名:金沢シーサイド FM「サーキュラーエコノミーplus チャンネル」
放送日:2025年10月31日
水上弘二 (みずかみこうじ)
▼所属
神奈川県住宅供給公社
▷ https://www.kanagawa-jk.or.jp/
聞き手:田中隼平(団地暮らしの共創)
提供:株式会社ソーラークルー
02:25〜04:22 ゲストの水上弘二さんが、神奈川県住宅供給公社を紹介します。公社は1950年(昭和25年)設立で、現在は新規分譲ではなく、老朽化した団地の団地再生(建替えに限らず利活用やコミュニティ支援で再価値化すること)を軸に、115団地・約1万3,000戸の賃貸経営管理と、有料老人ホーム経営を含む「3本柱」で事業を進めます。
04:48〜06:16 UR・公社・公営住宅の違いを整理します。水上さんは、URが全国規模で公的住宅を担うのに対し公社は「神奈川県版」と説明し、公営住宅は低所得者支援の入居条件がある一方、URや公社は中堅勤労者向けの性格が強い点を対比します。
07:17〜09:08 水上さんは1996年入社で、最初の約10年は入居者対応を担当し、その後は団地再生やコミュニティ形成支援、空き店舗・空き住戸の利活用を担ってきたと述べます。現在は6人チームで複数案件を動かし、前例や正解がない中で悩みを共有しながら進めている状況を語ります。
16:16〜22:33(若葉台団地) 横浜市旭区の若葉台団地では、長年未利用だった土地の用途転換を目指し、住民と一緒に将来像を描くマスタープランづくりに取り組んだと話します。合意形成では怒号を浴びる場面もあった一方、結果として医療機能の導入などにつながり、住民目線の取り組みを担うグループ会社の活動も紹介します。
20:12〜22:00(合意形成の要諦) 水上さんは、住民と向き合う際に「徹底的な対話」と「課題の共有」を最初にやり切ることを自分の型にしていると説明します。人口減少や資産価値など耳の痛い話から逃げずに語ることで、信頼が生まれ一致点を見出せた経験が、その後の案件にも活きていると述べます。
23:00〜27:10(相武台団地) 相模原市の相武台団地では、シャッター化した商店街と前庭空間を地域資源と捉え、地域を面白くする意欲ある入店者を募って約9年継続した結果、シャッターが開く状況が整ってきたと報告します。賃貸条件の調整はしつつも、減免の扱いは事業の実情に合わせて対話しながら進めていると語ります。
27:52〜32:07(二宮団地) 二宮団地では、入居が弱い棟を集約して廃止棟をつくり、維持管理コストを下げる再編を実施したと説明します。29棟から10棟を減らし、約850戸を約580戸へ再編したうえで、入居率は80%台まで改善し、移転の難しさは丁寧な対話で乗り越えたのではないかと振り返ります。
41:45〜52:02(竹山団地と今後) 横浜市緑区の竹山団地では神奈川大学と連携し、学生が団地に住むことで教育と街づくりを結び付け、空き店舗活用も含む拠点形成へ発展したと語ります。現在は23戸を学生住戸として活用し、部員63人が居住、住民向け健康体操やスマホ教室などを展開し、公社・住民・大学それぞれにメリットがある「四方よし」を目指しています。最後に水上さんは、収益性と貢献性の両輪を意識しつつ、若手の担い手を増やして「公社だからできる」取り組みを継続したいとメッセージを述べ、番組が締まります。
サーキュラーエコノミーplusチャンネル
https://www.circulareconomyplusraradio.com/
【参考】
サーキュラーエコノミーplus(横浜版地域型循環経済)
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/kyoso/kyosofront/circulr.html
