増本敦司(相武台団地第14管理組合理事長):Circular Economy + RADIO #25

金沢シーサイドFMの番組「サーキュラーエコノミーplus チャンネル」が4月16日(水)にスタートしました。

SDGsの17の目標を地域経済の中でバランス良く達成するために、民間団体が集まり、対話を重
ねることで生み出されたビジョン「サーキュラーエコノミーplus」を切り口に、毎回ゲストの取り組みについて伺う内容です。

放送は、一般的な循環型経済に加えて、そこに関わる「ヒト」に着目して、市民のウェルビーイング向上を目指す、地産地消、再生可能エネルギー、地域連携などの取り組みについてゲストとの対話で、深掘りしていきます。毎週金曜日11:00〜12:00に、金沢シーサイドFMのスタジオから生放送でお届けしています。

第25回の放送のゲストは、相武台団地第14管理組合にて理事長を務められている増本さん。

団地管理組合の持続可能な在り方、理事会の効率的な動き方や今後必要と考えられている取り組み、等をお聞きしました。是非お聞きください!是非お聞きください!

🎤番組情報
番組名:金沢シーサイド FM「サーキュラーエコノミーplus チャンネル」
放送日:2025年9月19日
増本敦司(ますもとあつし)
▼所属  
・相武台団地第14管理組合理事長
聞き手:田中隼平(団地暮らしの共創)
提供:株式会社ソーラークルー


・[04:31–08:59] ゲストは相武台団地第14住宅管理組合理事長(協議会事務局)増本敦司さん。3歳から団地に居住し、父も理事長経験。仕事中心で無関心だったが、運営の「自主管理的負担の偏在」に問題意識を持ち参画。
・[10:12–16:19] 課題の核心は、管理会社へ委託しているのに役員が実務を抱え込む構図。議事録の個人情報配慮、広報作成の手間、修繕対応や駐輪場集金の“手作業”などを是正し、「誰でも回せる仕組み」へ転換。
・[16:29–18:18] 情報共有を標準化。議事録は管理会社が作成→第三者(マンション管理士等)が住民向けに編集→理事長チェック→配布。回覧はネット回覧システム+全戸配布に切替え、回覧板や階段世話人の負担を解消。
・[18:22–19:34] 料金徴収と事故対応を自動化・外部化。駐輪場は口座振替化、漏水等は管理会社が業者手配し報告、理事会は判断に専念。日常業務は仕組みに乗せ、理事は中長期課題の議論に時間を振り向ける。
・[20:19–22:14] 組織をスリム化。必須の役職(理事長・副理事長・会計)以外の担当制を撤廃し、月1回の理事会参加と意思形成に集中。参加ハードルを下げて担い手不足に対応。
・[22:53–23:54] 合意形成の実際。初期は旧理事長から強い異論もあったが、第三者専門家の継続伴走で方針がぶれず、総会で大きな反発は生じずに定着。
・[32:19–35:24] 直近の重点は植栽整備。老木・私的植栽が放置され安全リスクが高まるため、造園会社の計画で更新・剪定を進め、予算化して次期に実施。
・[36:01–40:13] 次の50年に向けたビジョン。団塊世代の後期高齢化で居住の新陳代謝が鍵。昭和の仕組みを今にアップデートし、県住宅供給公社の「団地再生」枠組み等と連携しつつ、住民にも浸透する形で商店街活性やイベントを接続。全国の類似団地とも知見共有を広げたいと締めくくる。


サーキュラーエコノミーplusチャンネル
https://www.circulareconomyplusraradio.com/

【参考】
サーキュラーエコノミーplus(横浜版地域型循環経済)
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/kyoso/kyosofront/circulr.html