横浜市の子育て支援アプリ「パマトコ」のスマートフォン版が10月末にリリースされた。株式会社アスコエパートナーズ(東京都港区、代表取締役:安井秀行)がデロイト トーマツ コンサルティング合同会社と共同で構築に携わった「パマトコ」は、住民が必要な子育て情報に簡単にアクセスできることを目指して設計されている。市民は、児童手当や小児医療証の手続きといった、これまで区役所で行っていた手続きをスマートフォンやパソコンから行えるようになり、特に令和6年度は妊娠期から1歳児の世帯向けの手続きが中心となっている。
「パマトコ」は手続き機能のほか、横浜ならではの子育て情報が受け取れる機能も搭載している。家族構成や関心分野を登録すれば、年齢や地域に応じたイベント情報や育児に役立つお知らせがアプリを通じて届く仕組みだ。また、保育園や子育て支援施設、公園、医療機関などを現在地周辺から簡単に検索でき、おむつ交換や調乳スペースも探しやすい。さらに、電子母子健康手帳機能により、お子さまの成長記録や予防接種履歴の管理も可能で、日常的な育児のサポートが充実している。
「パマトコ」の開発は、横浜市が令和4年に策定した「横浜DX戦略」の一環である「子育てDX」に基づき、全市民にデジタル技術の利便性を提供することを目指して進められた。今回のスマホ版リリースにより、子育て世代にとってさらに利用しやすい環境が整った。今後も横浜市は、アスコエパートナーズなどと連携し、子育て世帯に向けた利便性の高いデジタルサービスの充実を図っていく意向だ。
アプリのダウンロードはこちら
https://pamatoco.city.yokohama.lg.jp/ctz/pamatoco-introduction