11/24 横浜寿町から考える包摂社会

横浜の寿地区を題材に市民協働のあり方を考えるシンポジウム「横浜寿町から考える 包摂社会〜市民協働のまちづくり〜」が、2025年11月24日(月・祝)に開催されます。会場は横浜情報文化センター6階 情文ホール(横浜市中区日本大通11)で、時間は13時〜16時15分(開場12時30分)、参加費は500円です。

<開催概要>
日時:2025年11月24日(月・祝)13時〜16時15分(開場12時30分)
会場:横浜情報文化センター6階 情文ホール(横浜市中区日本大通11)
参加費:500円
参加方法:以下フォーム、またはメールまたはFAXで事前申込み
https://forms.gle/6rTtxxoGN8MUzasu6
主催:寿まちづくりシンポジウム実行委員会/寿歴史研究会
後援:寿地区自治会

<趣旨>
かつて日雇い労働者が多く暮らした寿町は、現在は高齢化が進み、生活保護で暮らす住民が多い地域に変化しています。孤独や孤立、無縁といった課題は全国各地にも通じる問題です。本シンポジウムでは、寿町の歴史と現状を確かめつつ、行政や地域団体、非営利組織が協働して築いてきた地域づくりの歩みをふまえ、誰もが居場所を実感できる包摂(インクルーシブ)社会の形を考えます。

<プログラムのポイント>
冒頭の報告では、寿から見える社会課題を整理し、「流動する下層」という視点から現代の貧困と孤立を捉え直します。続く報告では、寿の住民・行政・労働組合の協働によるまちづくりの歴史を紹介します。トークでは「まちづくり運動と寿地区が抱える課題」「私たちの民主主義と自治体」「市民と行政に問われること」「自治を育む財政の可能性」を柱に議論します。最後に、包摂社会の構築に向けたクロストークで論点を整理します。

<登壇者>
登壇者として、大友勝さん、岸本聡子さん(杉並区長)、保坂展人さん(世田谷区長)、井手英策さん(慶應義塾大学経済学部教授)が参加します。コーディネーターは加藤彰彦さん(寿歴史研究会 代表、沖縄大学名誉教授)です。

<市民協働の視点>
寿町では、半世紀にわたり行政と地域が連携し、居住支援や生活支援が進められてきました。本企画は、その積み重ねを共有しながら、自治体と市民、事業者、福祉や労働の現場がどう役割を分かち合うかを検討します。高齢化や孤立への対応、地域の安全・安心、働く場や居場所づくりなど、具体的な課題に即した議論が行われます。

<お問い合わせ>
寿歴史研究会事務局 メール:inclusive1124@gmail.com 電話:045-323-9079