11/9 ハンセン病問題を考える映画上映会「あつい壁」と監督トーク

1950年代の熊本で起きた差別を描く映画「あつい壁」の上映と監督のアフタートークが、2025年11月9日に地球市民かながわプラザ(横浜市栄区小菅ヶ谷1-2-1)で行われます。ハンセン病をめぐる差別の歴史に向き合い、現在の社会課題を考える学びの場として実施されます。

<上映とアフタートークの構成>
開場は12時30分です。第1部は13時から95分の映画上映です。第2部は14時50分からで、中山節夫監督とネパリ・バザーロの土屋春代さんによるアフタートークが行われます。終了は16時です。

<映画「あつい壁」の概要>
「あつい壁」は1970年公開の作品で、中山節夫監督が日本社会に残るハンセン病への偏見と差別を題材に製作しました。1953年の熊本の小学校を舞台に、父親がハンセン病と診断された家族に起きる出来事を、子どもの視点から描いています。家族の変化や地域社会の反応を通じ、差別の構造と人権の課題を問いかける内容です。

<黒髪校事件と作品の背景>
作品の背景には、熊本市の黒髪小学校で起きた入学拒否をめぐる「黒髪校事件」があります。療養所と外で暮らす家族の子どもが教育の場で受けた差別をめぐり、地域や行政、学校が対応を迫られました。映画は当時の出来事を手がかりに、子どもたちが置かれた状況と大人たちの判断を描き、社会が向き合うべき課題を提示しています。

<学びの会としての開催趣旨>
本企画は「つなぐつながる学びの会」第6回として行われます。歴史と現在の社会の在り方を考え、意見を交わす機会を設けることを目的とし、上映後の対話を通じてそれぞれの立場から理解を深める場としています。

<イベント情報>
日時:2025年11月9日(日)13時〜16時(開場12時30分)
会場:地球市民かながわプラザ(横浜市栄区小菅ヶ谷1-2-1)1F会議室
参加費:1,500円
定員:70人(予約優先)
参加方法:Webフォームから予約(下記URL参照)
http://nbazaro.jp/mailform/form.php?form=688f1d4a54ae0
主催:特定非営利活動法人ベルダレルネーヨ
共催:ネパリ・バザーロ

<お問い合わせ>
ネパリ・バザーロ
TEL:045-891-9939
FAX:045-893-8254
E-mail:common@nbazaro.org